本当にあった怖い話?!実録とんでもコンパニオン
世の中いろいろな方がいらっしゃいますが、やはりコンパニオンもいろいろ。私が個人的に体験したコンパニオン宴会の中でも、これは困った・・・というお話をしたいと思います。いずれも、私が現在の職場にお世話になる前の話ですので、宴会王国および運営会社とはまったく関係ありませんので、ご安心下さい。
え!?何やってんの?
もう数年前の話です。場所は東北のほうでしたが、団体旅行で夜の宴会の最中に起きたことです。
まだまだ乾杯が終わったばかりの時間、私の前にちょっと太目のコンパニオンがやってきました。
まぁ、話は面白いし、ノリも良いのでそれなりに楽しかったのを覚えています。私は若輩者でしたので、先輩や上司の皆様のところにお酒を注ぎに回って、少々酔っ払って席に戻りました。
小腹が空いたので、「さ~て、料理でもつつくか・・・」と箸を手に取ってお膳の上の料理をつつこうとしたら・・・あれ?半分以上消えてる??
不審に思って、両脇の同僚たちに「みんな、私の料理をつまんだ?」と聞くと、彼らもお酒を注ぎに回っていたので、そんなことは無いといわれました。ふと見ると、先ほどのコンパニオンがお膳の前に座って、私のほうに背を向けながら大声で笑っています。
「もしや・・・」と思い、彼女の肩をポンポンとたたいて、「ひょっとして、このお膳の料理、食べた?」と聞くと、彼女はあっけらかんとしながら、「うん。残したらもったいなくない?」と言いました。
これにはちょっとあきれてしまいました。
後で他の参加者に聞くと、「ああ、そういえば、いつの間にか料理がなくなってたなぁ・・・」という声が複数の人から聞こえてきました。まぁ、私の場合は、食べ物に関しては好き嫌いがありますので、嫌いなものを中心に食べられていたので、まぁ、許せました。でも、これっていかがなもんでしょうね?
あれ?いつの間にかなくなってる!?
これはまた別の宴会旅行参加時のお話です。
宴会の翌日、仲間の一人がなにやら騒いでいました。どうしたのかと聞くと、お気に入りのアクセサリーが無い!と言っていますが、一体何が起きたのかということは良くわかりませんでした。
よくよく思い出してみると、彼はコンパニオンの一人となにやら仲良くなって、いちゃいちゃ・・・
まではいかないまでも、独占していた感じでした。で、その最中にそのアクセサリーをねだられていたようで、とりあえず、「つけてみなよ!」とばかりにそのコンパニオンに貸したようです。
その様子を見ていた人によると、それでも彼女がくれくれとしつこかったから、なにやらゲームをやって「キミが勝ったらあげるよ!」といった話の流れになって、彼は見事に負けてしまったようでした。
もっとも、本人にははっきりした記憶が無かったので、朝からアクセサリーを探していたようでしたが、お酒というのは怖いものだと実感した瞬間でした。みなさまも貴重品にはご注意を!
楽しい席に、悲しい話?
これは、ちょっと驚いたというか、気分が重くなった話です。
いつだったか忘れましたが、九州のほうへ宴会旅行に行ったときでした。その晩は4名ほどのコンパニオンが入っていて、その中でも一番きれいだと思ったのがその人でした。
一緒にお酒を飲んだり、話したり、一次会はごくごく普通な感じでしたが、二次会になるとちょっと様子が変わってきました。
少しお酒が回ったのか、彼女はぼそぼそと身の上話を始めました。
聞くと、彼女はつい最近まで入院していたとのことで、「ああ、大変だったね~。がんばってね~」と社交辞令的に適当に(すいません)対応していたら、ちらりと見えたリストカットのあとらしき傷・・・。
適当な作り話というのはよくあることなのですが、なんだか彼女の身の上話が急にリアルさを増してきて、宴席を楽しむどころじゃなくなってました。まぁ、人間、疲れているときもありますからね、ついついこういうことも起きてしまうのでしょう。
聞き上手はコンパニオンさんに好かれるという話をよく聞きますが、ディープな人生の愚痴を聞かされるというのはちょっと怖かったなぁと思いました。
カラオケマニア?
これは、宴会旅行ではなく、とある忘年会での出来事です。
一次会を無事終了させ、二次会を会場付近のカラオケボックスに移動して行うことになりました。そこそこ大きめの部屋が取れたので、一次会でがんばってくれたコンパニオンさんたちを延長し、カラオケ付きの二次会にも参加してもらうことにしました。
そこで、一次会のときからなんとなく気になっていたコンパニオンがいまして、なんというか場馴れしていない印象を受けたので、色々話したところ、どうも、コンパニオンの仕事は最近始めたばかりで、普段は別の仕事をしているとのことでした。
まぁ、そこらへんはよくある話なのでどうでも良いのですが、その忘年会は本当に紳士的な人たちの集まりでしたので、コンパニオンさんたちに無茶な要求はしないし、ほどほどに騒いでいました。そこで、仕事を忘れるくらい油断したのかリラックスしたのかはわかりませんが、私が気になっていたコンパニオンが立ち上がり、
「今日はみなさんが優しくしてくれたので、お礼に一曲うたいまーす!」
といいだしました。そのときの参加メンバーはカラオケが好きな人間がさほど多くなかったので、どうぞご勝手にという雰囲気ではありました。社交辞令的に歌にあわせて拍手したりしましたが、途中で手が止まってしまう人も多かったように記憶しています。
無事に歌い終わって、彼女は落ち着いてくれるのかと思ったのですが、次の曲が入ると、「それ私でーす!」とまだまだマイクを離しません。
結局、彼女のワンマンショーが延々と続きました。その場にいた誰もがあきれて何もいえませんでした。自分だけ楽しむなら、普通に会費払って参加してもらいたいと思いました。お客さんを置きざりにして、ノリノリ・・・というのも困ったものですよね。(スタッフH)
まだまだ色々とエピソードはありますが、今回はこの辺で!